目次
はじめに
司法書士法人スターディオ代表の保坂真世と申します。
私は平成21年に司法書士試験に合格し、平成26年に神奈川県横浜市で個人事務所を開業、平成30年に法人化して平塚支店を設置し、現在に至ります。
開業してからこれまで、いつも頭を悩ませていたのが採用の問題でした。
年々、人材を獲得するのが難しくなっていると実感しています。
そんな中で、今回司法書士JOBサーチを利用してから約1か月で司法書士1名、補助者1名の採用に成功しました。
そこで、司法書士JOBサーチを利用してみた感想をご紹介したいと思います。
これまでの司法書士業界での採用方法
司法書士業界で人材採用を考える場合、求人の方法としては下記の方法が考えられます。
1. 司法書士会のHPに無料で求人を掲載する(地域による)
2. 自社のHPに掲載する
3. ハローワークに求人を掲載する
4. Indeed 等の一般の求人媒体に有料で掲載する
5. 司法書士等の士業専門の求人媒体に有料で掲載する
弊所はこれまで、上記1の司法書士会のHPに無料の求人を掲載する方法でのみ、採用活動を行ってきました。
司法書士業界に就職したい司法書士や受験生等を採用したいのに、一般の求人媒体では採用対象外の方の応募も多くきてしまう可能性がある。
自社のHPに掲載しても目に留まる可能性が低い。
小規模な事務所のため、採用コストをそれほどかけられない。
このような理由で、まずは無料で手軽に掲載できる司法書士会のHPに求人を掲載する方法で、採用活動を行っていました。
司法書士JOBサーチ利用の経緯
これまでの採用は非常に運がよく、とても良い出会いに恵まれていました。
弊所の場合、代表の私が30代の女性であり、妊娠や出産、介護等の事情で仕事のキャリアを中断せざるを得ないような女性を積極的に採用してきました。
また、仕事はあくまで人生の一部でしかなく、豊かな人生を送るためのツールにすぎないと考えており、皆がプライベートを楽しむ余裕を持ち、多様な生き方をしていけるように支援しています。
そのため、時短勤務やリモートワーク等も取り入れており、この点が差別化に繋がっていたのかと思います。
ところが年々、司法書士会のHPに求人を掲載しても、なかなか反響がなく、数か月求人を出しても決まらない、時折お問い合わせがあってもミスマッチで採用できないということが続いていました。
特に資格者に関しては、合格者が減っていることもあり、どこの事務所も人材難で、弊所のような小規模な事務所では、司法書士資格者でさらにニーズにマッチした人材を採用することは非常に難しくなっています。
また、司法書士会のHPに掲載できる求人情報は限られており、写真が掲載できないことや、見やすいレイアウトにできない、強調したい点をなかなかアピールできない点に、もどかしさを感じていました。
ちょうど、弊所に長く勤務しているスタッフが産休に入る予定があり、そろそろ有料の士業専門の求人媒体を利用して採用を考えざるを得ないかな…と思っていたタイミングで、司法書士JOBサーチがTwitterのタイムラインで目に留まりました。
司法書士JOBサーチの良かった点
司法書士JOBサーチを実際に利用してみて良かった点を挙げてみます。
料金体系が成果報酬型ではない
司法書士JOBサーチは、基本利用料が1か月で税込み5500円、3か月プラン・6か月プラン・12か月プラン等長期プランになるほど料金が安くなります。
採用に携わる方ならおわかりかと思いますが、この料金プランは圧倒的に安いです。
通常、士業専門の求人媒体を利用して求人情報を掲載する場合、資格者1名の採用で100万円程度、補助者の採用で数十万円程度、マッチングサービスを利用すると、年収の30%程度コストがかかるのが相場だと思います。
士業の事務所は数名~10名程度の小規模な事務所が多く、所長や既存のスタッフとの相性も重要視されます。
どうしても面接だけではわからない相性や適性の不一致等もあり、就職しても早期に退職となるケースも珍しくはありません。
そのようなケースを考慮すると、採用に高額なコストをかけることにためらいもあり、成果報酬型のマッチングサービスを利用することに抵抗を感じていました。
司法書士JOBサーチの料金プランを見て、あまりにも安すぎて最初は目を疑いましたが、これを利用しない手はないと、すぐに申し込みました。
存分にアピールしたい事務所の情報を載せられる
司法書士JOBサーチはWordPressを利用しており、編集ページから各自自分で好きなように事務所情報を編集することができます。
私の場合普段からWordPressを利用しているので、操作に躓くこともなく、スムーズに事務所情報を作成できました。
利用したことがない方でも操作性はシンプルなので、簡単に作成できると思います。
司法書士会の求人ページの掲載と比較しても、司法書士JOBサーチは求人ページの見やすさ、載せられる情報量の多さ等、優れた点が多く感じました。
また、求人情報の公開、非公開を自在に行える点も非常に助かりました。
弊所の場合、3か月プランで司法書士JOBサーチの申し込みをしましたが、掲載を開始してから1か月をも経たずに採用が決まってしまいました。
司法書士会の求人の場合は、掲載中止を依頼してから、実際に求人情報が削除されるまでにタイムラグが生じ、その間に応募の連絡を頂いた方に毎回申し訳なく思っていましたが、司法書士JOBサーチの場合、自分で編集画面から非公開のボタンを押すだけで求人情報が掲載されなくなりますので、手軽でよかったです。
SNSとの相性が良い
司法書士JOBサーチの最も効果的な利用方法は、掲載した情報をSNSでシェアして、より多数の方に見ていただくことです。
兎にも角にもまずは情報を見ていただかないことには始まりませんので、特に拡散力の高いTwitterは非常に相性が良いと思います。
弊所の場合は、FacebookとTwitterでシェアしました。
結果として、2022年1月17日に求人情報を開始して、1月のアクセス数は470、掲載の開始後からすぐに問い合わせが続き、ちょうど一か月で2名の採用が決定したため、採用は締め切りとなりました。
司法書士会の求人ページには3か月ほど前から掲載していましたが、問い合わせは3か月かけて2件程度でしたので、反響の違いは明らかでした。
最後に
司法書士業界は人材難の時代ですが、司法書士JOBサーチは司法書士業界の求人求職に新たな可能性を与えてくれる存在だと思います。
仕事の根幹となるのは人であり、人材の集まらない業界に未来はありません。
司法書士の仕事は将来なくなる等という話もありますが、それは司法書士業務の一部分を切り取った話にすぎず、まだまだ沢山の可能性が残されています。
しかし、司法書士業界の魅力、働き方の魅力が伝わらなければ、業界を盛り上げていくことはできません。
人材採用にコストをかけられず悩んでいる中小規模の事務所の経営者の方、一般の求人媒体に掲載しても欲しい人材がなかなか獲得できない方は、是非司法書士JOBサーチを利用してみることをお勧めします。
自社や司法書士業界の魅力を存分に伝え、人材採用が活性化することを願っています。