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独立前に勤務して良かったこと

皆様はじめまして。司法書士の岡部茉佑(おかべまゆ)と申します。
私は令和4年合格後、司法書士事務所に約1年間勤務し、今年1月末、開業いたしました。

勤務時代には、上司である先生方から多くを学びました。勤務は、独立後仕事をするうえで大切な経験となったので、独立を考えている合格者や受験生の方にお伝えできればと思います。

自分の目で見て知る仕事

受験生時代、司法書士のお仕事は漠然と理解していたものの、実際に司法書士事務所で勤務して現場で学ぶことと、人伝いやインターネットなど間接的に学ぶことの差を感じました。

現場で司法書士にどういった役割が求められ、事務所の方々がどのように動いているかを自分の目で毎日知ることができたので、司法書士の仕事についてより理解が深まりました。

仕事を教えてくださった先生のようになりたいと目標ができたこと

勤務していた事務所は、商業登記と相続分野にたけている方々がいらっしゃり、直々にご指導いただきました。
どのようなポイントに気を付けているか、よく起こる論点など、実際の事例を交えて教えてくださいました。

実務においてその分野を極めている先生方から学べたことももちろんですが、何より、みなさんの仕事やお客様に対する姿勢を近くで学べたことが大切な経験となりました。

完璧なお仕事に加えて細やかな気配りや、全体のケア、スムーズな対応を通して、「〇〇先生に聞きたいことがあるんですが…」と何か起こったらまず先生!とお客様に頼りにされている姿や、私のような新人にも丁寧に優しくご指導くださる器の大きい姿を見て、先生方のような司法書士になりたい、と大きな目標ができました。

先生方のようになるにはどうしたら良いのかを考えて主体的に動けるようになったことが日々成長につながっていると感じます。

勉強をする際にも、どうしたら先生方のような知識を得てアウトプットができるかを意識して学ぶことができるので、学ぶ対象を明確にして知識を吸収することができました。

また、淡々と仕事をこなすのではなく、先生方だったらどう対応するかを考えてお客様とのやりとりや想定外の場面にも対応することができるので、その軸に基づいて判断をこなせるようになりました。

おわりに

私が独立前に勤務をしてよかったことは実務に関することももちろんですが、大きな目標となる先生方と出会い、お仕事に対する姿勢を近くで学べたこと、それにより日々のモチベーションアップや大きなロールモデルができ、司法書士として仕事をするうえでの糧になっていることだと思います。

皆様も自身の大きな目標となる先生方と巡り合えることを祈っております。

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