インタビュアー(司法書士佐藤大輔。以下「インタビュアー」)
簡単に、洲鎌先生の事務所のご紹介をお願いいたします。
司法書士洲鎌佑輔先生(以下「洲鎌先生」)
司法書士法人の洲鎌合同事務所です。
東京都の千代田区神田にありまして。
平成元年開業の父が始めた事務所なんですけれども、私、二代目として活動させていただいております。
分野としては、よくある不動産決済業務を中心に、その他諸々、いろいろと幅広く受注させていただいているところで、皆様とのご縁がありながら、やらせていただいている事務所となっております。
インタビュアー
ありがとうございます。司法書士5名で合計16名というのは結構、中規模というか、
いい感じの規模の事務所ですね。人数的にもそう思います。
だから、本職1人に対して、補助者さんが2人ついているぐらいですかね。
裁判所提出文書とか簡裁代理関係はあんまりやらない感じですか?
洲鎌先生
そうですね。ほぼやっていないです。
インタビュアー
司法書士JOBサーチのページを拝見すると、「個人案件受任可」となっていたかと思いますがこれはなかなかいい感じですね。
洲鎌先生
一応制約というか条件はあるんですが
ただ、受かりたての方は、それよりもまずはお仕事を一生懸命覚えてもらって。
経験豊富な方が入ったときは、そういったこともありましたね。
インタビュアー
ありがとうございます。
直近の司法書士JOBサーチコラムの中で「トイレ男女別ですか?男女別がいい」という女性のコラム(があったの)ですが、ちなみにどちらですか?
洲鎌先生
別々ですね。一応面接でも、軽くジョークで、それはアピールしてます。
インタビュアー
そうなんですね。結構何か写真見たら、事務所も綺麗な感じですもんね。
ホームページに「事務所内独立制度」というのも書かれていたんですが内容を教えていただいていいですか?
洲鎌先生
まだ、試験的に始めたばかりで、具体的にどうこうではないですが、外注委託みたいな感じになりますが、事務所内で案件をさばいていただいて。
ただ、私がいつもこの業界の何か疑問というか、受かってから勤めて1年とかで辞めちゃう方が結構多くて、すごくもったいないなと思っていて。
4、5年ぐらい勤めてとかであれば、わかるんですけども、それだけのせっかくのご縁がじゃゼロになって、仕事の依頼とか教育もできず、こちらも辞められちゃう方も、てんやわんやしちゃって。
かといって、じゃあ独立したてで、すごい仕事があるのかというとそうでもない方ってよく聞くので。
まあ、それだったらじゃあそういった形でもいいけど引き続きご縁をつなげながら、お互いがWin Winでやれるようになったらいいのではと。
インタビュアー
うちも勤務で働いた後、業務委託に移行する方いらっしゃいますし、やっぱり一つの事務所に一年そこらでは司法書士事務所の面白みというかなかなか理解するのが難しいなとは。
洲鎌先生
本当にそれで!「決済業務わかったので(辞めます)」みたいな。
私の感覚では2、3年やって、偏差値50いくか、いかないかぐらいのイメージだったので、それは非常にもったいないなと思っていますね。
インタビュアー
おっしゃるとおりですね。僕も全く同じように考えます。
そしたら、今回司法書士JOBサーチにコラムを書いていただきたいと申し上げて、コラムを書いていただきたかったので、その中身を伺っていきたいと思います。
まず、採用活動をしようとした理由について、教えて頂けますか?
洲鎌先生
これは別に司法書士事務所だから、やっぱり組織としてやっていく中で一番、人が大事だと思います。
ただ、かといって、ずっと代り映えなくやっていくのか?っていうと、まあ自分もまだ30代ですけども、どんどん年を取っていきますし
自分が入れてもらった時、自分が新規で、補助者時代なんですが、入ったときの風の循環というか思い出して、新しい人は定期的に取り入れた方がいいんじゃないかなと。
やっぱり、そうすることによって、教育体制とかを考えないといけなくなってくるので。
士業って、どちらかというと、個人事務所の方が多いのであんまりそういう感覚にはならない所が多いと思うんですけども。
そうすると自分たちが可能性をどんどん潰すことになるかと思うので採用活動はできる範囲でやっていきたいと思っています。
インタビュアー
どんな人材を求めていますか?
洲鎌先生
難しいですね…それはやっぱり経験者で、前向きで元気な方が一番良いですが、とりあえずやってみるという方が一番好きですかね。
最初から自分であれやこれや頭でっかちに考えずに、とりあえずやってみるみたいな。
私が補助者から受かり立ての時代に、何でもやりたい!みたいな。とりあえず仕事をしたいタイプだったので。
今思うとあれは勢いだなと思いますが、特に受かり立ての方、最初の1、2年ぐらいは、そういう感じでいいんじゃないかなと。元気な方ですかね。
インタビュアー
そうですね。暗かったら全然ダメですしね。
色々やってみたいという「やる気」がないと伸びない。
という一方で、司法書士の業務って、ここ20年くらいで、急速に広がってきたので、御社の求人要項を見ると、取引ができるようになってから、ステップアップしていく感じで書かれていたので良いと思います。
ちなみに求人するときは、どんな媒体をご利用されるんですか?
洲鎌先生
ここ最近、媒体は御社が初めてで、ここ最近ですし。他社さんも少しは交流させて頂いて、あとは予備校さんですかね。
ちょっと顔を出したりして、イベントとかにも顔出しさせて頂いているんですけど。
去年、自分で合格者説明会というか事務所説明会みたいな感じですかね。
開催させていただいて、すごいうまくいったかというと、何とも言えないんですけど。一応、一人は入って頂いて。やってみて、わかったこともあったし、そういった形で、自分でやりながら、他社さんにもお願いしている感じです。
先ほどのお話にもあったように、1回やってみてみないと、改善点もやってみないと分からなくて。
インタビュアー
利用した、利用している求人媒体のそれぞれの感想をお聞かせ願えますでしょうか?
洲鎌先生
感想というと…難しいんですが予備校さんは予備校さんでそれぞれカラーがあって何社さんか行って交流、説明会でなくてもそれがご縁で、今年は説明会に参加させていただくんですが、予備校さんは予備校さんでカラーがそれぞれありますよね。
他社さんのエージェントだと、結構やっぱり本当に事務所の掲載数が多いので、ちょっと難しいなというのは (他社さんは)掲載数が多いイメージです。
インタビュアー
そうですね、どこもやっぱり景気が良いと言うか、どうしても人がいる業界ですからね。
司法書士JOBサーチをお知りになったきっかけは、なんでしょうか?
洲鎌先生
Twitterですね。
インタビュアー
他の方が載せているのを見たとか?
洲鎌先生
先生がよく投稿されているのでそれを見て「ああやってるんだな」と。
あなたのまちグループでしたよね、確か。
その中の1人とご縁があって、何回かお酒を一緒に飲ませてもらったりとか、それが当たり前のように知っていたという感じですかね。
インタビュアー
司法書士JOBサーチを利用した感想があればお願いします。
洲鎌先生
安い。やっぱり司法書士の先生が関わっているからか分からないですけど司法書士実務を知りたい人が求めているような内容になってるなと。そんなイメージです。
インタビュアー
最後に、これから司法書士業界で活躍していこうという合格者とか職探しをされている方に何かメッセージがあればお願いします。
洲鎌先生
『とにかく何でも前のめりにやってほしいな』というのがあって、私は働きながら受かったので、業界人として働きながら受かったので職探しもあまり迷わずやったんです。
それがすごく良かったなと思っていて。
同期の方は結構転々としちゃっている。
多分、1年毎にとか。色々迷ったり。
受かってから急に世界が変わるので、欲が出る部分もあると思いますが、あまり欲は..最初は出ちゃいますけど。
1回、ここだって決めたら何でもやってみる。
最低でも2、3年はやってみて、皆さんの年齢にもよると思うんですけど、やってみるという気持ちでやってみる。
そうすると、やっぱり自分が知らなかった世界が見えてきますし同業者もそうですし、お客さんとかも意外と見てくれているところがいっぱいあるので。あれこれ考えすぎず。どうやったらうまくいくんだろう?
とかではなく、『とりあえずやってみる』というのを大事にして自分の世界を広げられる資格なのでうまくやってほしいなと思います。
インタビュアー
良いお言葉をありがとうございます。
洲鎌先生
こちらこそ、どうもありがとうございます。