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はじめに:司法書士試験合格後の不安
司法書士試験に合格した喜びもつかの間、次に待ち受けていたのは「就職先をどうするか」という大きな壁でした。私は土地家屋調査士事務所での補助者経験はありましたが、司法書士事務所での勤務経験はなく、司法書士の知り合いもほぼいない状態でした。
そもそも司法書士の求人は、表に出ることが多くなく、求人募集があっても資格者としてではなく、補助者としての採用である場合が多く、司法書士特有の就職活動の難しさがあると思っています。
インターネットで司法書士の就職活動についての体験記を検索してみましたが、その多くが大都市圏の体験記で私のような地方で司法書士として就職をしたいと思う場合、参考になる記事が少ないというのが実情です。
司法書士JOBサーチとの出会い
なかなか、地元山口県で就職先が見つからないので、即開業か、比較的求人が多い福岡県や、広島県での就職することも視野に入れて就職活動をし始めました。
そんな時、偶然ネット検索で「司法書士JOBサーチ」という司法書士業界専門の求人サイトを見つけました。会員登録やログインが不要で気軽に求人情報を閲覧できる点に惹かれ、早速チェックしてみることにしました。
私は、Xで司法書士の先生方をフォローしていたので、漠然と司法書士の先生が運営されているサイトかな、という程度の認識はありました。
サイトの使いやすさと情報の充実度
使いやすい検索機能
司法書士JOBサーチの第一印象は「使いやすさ」でした。
地域や勤務形態、給与条件など、自分の希望に合わせて求人を絞り込める検索機能が充実していました。特に司法書士資格を必要としているか否かといった司法書士特有の条件で絞り込める点や、業務内容について応募者が特に気になっている事を詳細に記載して頂いていたので、安心して応募することができました。
また、採用後に当事務所の採用担当に話を聴き、司法書士JOBサーチは定額制なので、利用するハードルが低かったという話も聴きました。
詳細な事務所情報
驚いたのは、各事務所の情報量の多さです。基本的な求人概要だけでなく、事務所の特徴や業務内容、雰囲気などが詳しく掲載されていました。
応募から内定までの流れ
スムーズな応募プロセス
気になる事務所を見つけた後は、サイト内の応募フォームから直接応募しました。
従来のように「まだ募集していますか?」といった確認メールを送る手間がなく、応募フォームに必要事項を入力するだけで完了しました。
応募後はすぐに事務所から連絡があり、選考プロセスの案内がありました。
私の場合は、書類選考→面接→翌々日内定という流れでした。
面接での印象
面接は、和気藹々といった感じで事務所のメンバー全員とお話させて頂いて、この事務所で働きたいな、といった気持ちがより強くなりました。
入所後の実際と求人情報の一致度
入所してから1年が経ちましたが、司法書士JOBサーチに掲載された求人情報と、実際の執務環境の一致度は高いと感じています。
他の求人サイトとの比較
振り返ってみると、一般の求人サイトや転職エージェントと比較して、司法書士JOBサーチならではの価値を感じました。
エージェントを利用した友人からは「転職サポート面では手厚いけれど、司法書士業界の特殊性を理解していないエージェントもいる」と聞いていましたが、司法書士JOBサーチは業界特化型のサイトであるため、司法書士ならではの情報が充実していました。
一方で、応募から内定までは全て自分で行う必要があるため、面接対策などは自分自身で準備する必要がありました。
まとめ:司法書士JOBサーチを利用してよかった点
司法書士JOBサーチは司法書士の先生が運用に関与しているという安心感がありましたので、こちらが知りたい情報に過不足が無い点が特に良かったです。
採用後の話ではありますが、2月に求人が掲載されて、2月に内定が決まったので、事務所にとっても採用コストが負担にならなかったのも良かったのではないかと思っています。
もちろん、最終的な相性は実際に働いてみないとわからない部分もありますが、情報収集の段階で司法書士JOBサーチを利用することで、より自分に合った事務所を見つける確率は高まるのではないでしょうか。
現在、私はおおどの合同事務所で司法書士として勤務させて頂いております。業務内容としましては、決済業務、相続業務、商業登記と幅広く業務をさせて頂いております。
歴史のある事務所ならではの、昔からのお客様が多く、地域密着という言葉通りの事務所であると日々業務をしながら感じています。まだまだ、未熟者ですが司法書士JOBサーチで頂いたご縁を大切に、事務所や地域の皆様にご恩返し出来る様日々精進してまいります。